仕事に慣れよう

メモを取る習慣が大切

仕事に就いてまず驚くのは膨大な業務量です。その業務をこなすためには、まずは確実な業務スキルを身に付けることが大切です。会社によっては、人材育成研修等のプログラムがきちんと用意されている会社も少なくないと思いますが、実践を通して人材育成を行う会社も多くあります。必ずしも業務マニュアルが用意されているとも限りません。会社によって研修方法は様々ですが、研修中に何よりも大切なことはメモを取る習慣です。

先輩社員から聞いたこと、業務中に目にしたこと、パソコン等の操作方法など、覚えなければならない事は様々ですが、一度説明を受けたことは必ずメモを取り、何度も同じ質問をすることがないようにします。通常業務をこなしながら、新たな人材を受け入れるということは、既存の社員にとっても負担は大きいことを忘れてはいけません。また、上司や先輩社員から指示された仕事内容も、必ずメモを取ります。任された仕事を一つ一つ丁寧にこなし、経験を積み重ねることで業務を習得することができるからです。ただし、メモを取ればすぐに業務ができるようになるわけではありません。メモを見ても不安な場合は、必ず周囲に確認を取り、正確な業務を行うことが大切です。同じ質問をしなければならない状況でも、一生懸命メモを取って業務を習得しようとしている姿勢は周囲からも好感を持たれます。

自ら積極的に実践しよう

人材育成期間は、業務に関する知識を勉強するだけではなく、電話応対等の業務を任されることが多くあります。初めての業務に緊張はつきものですが、仕事を早く覚えるためには積極性が大切です。業務の機会を与えられた場合は、自ら率先して挑戦することが業務習得への近道なのです。特に新入社員の入る年度初めは、どこの会社でも新人社員を多く受け入れています。他社や他部署などでも同じような状況を理解しているため、大きなミスさえなければ皆、寛容に受け入れてくれます。そしてまた研修期間は、先輩社員がフォローをしてくれている期間です。この期間に沢山の業務に触れ、ときには失敗することがあったとしても、それも経験です。

日々の業務から学ぶべきことは業務内容だけではなく、他にも沢山あります。先輩社員の仕事の進め方、他社員とのやり取りの仕方、電話での言葉の言い回しなど、今後の自分に活かすべきところが多々あるはずです。また、会社で関わりを持つ人たちを早く覚えることも、仕事をする上でとても大切です。友好な人間関係は、仕事をしやすくするからです。業務内容はもちろんですが、先輩社員から学んだこと、関わりのある人を覚えるためのメモ、とにかく研修期間中に様々なことをメモし、自分のものとすることが大切です。